スキップしてメイン コンテンツに移動

Windows11 24H2のアップグレードを止める方法

Windows11 24H2がリリースされていますが、不具合のニュースが多いのでアップグレードは躊躇してしまいます。2025/1/17から強制アップデートが始まっていて自動的にアップグレードがされてしまいます。

準備できたタイミングでアップグレードしたいので、Windows11 24H2に上がらないように設定します。


対処方法

OSのバージョンがWindows11 23H2固定になるようにレジストリで設定を変更します。

レジストリの設定

1. レジストリエディタを起動します。

2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windowsを開きます。

3.「Windows」の下に「WindowsUpdate」が無い場合は「Windows」のところで右クリックして「新規」→「キー」をクリックし、「新しいキー #1」が表示されたら「WindowsUpdate」に名前変更します。

4. 「WindowsUpdate」のところを開きます。

5. 右側のところで右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット)」をクリックし、「TargetReleaseVersion」という名前で作ります。ダブルクリックし、値を「1」にして「OK」をクリックします。

6. 右側のところで右クリックして「新規」→「文字列値」をクリックし、「TargetReleaseVersionInfo」という名前で作ります。ダブルクリックし、値を「23H2」にして「OK」をクリックします。

7. 右側のところで右クリックして「新規」→「文字列値」をクリックし、「ProductVersion」という名前で作ります。ダブルクリックし、値を「Windows 11」にして「OK」をクリックします。

8. 「WindowsUpdate」の中に3つの設定値が登録できたら、レジストリエディタを終了します。

9. 再起動します。

対処後

Windows11 23H2に固定化されます。もし24H2にアップグレードするときは作成した設定を削除してください。

このブログの人気の投稿

Win95/98時代のゲームを今のWindows10で遊ぶ・動かす方法

 昔のWindows95/98時代のゲームを今でも遊びたいという人は多いと思います。自分もそうです。 でもWindows10で動かそうとしてもそのままではうまく動かないときが多いので対処方法をまとめておきます。 対処方法の一覧 対処方法1:ゲームのインストーラは使わずにゲームが入っているメディア(FD・CD)から直接コピーする 対処方法2:古い環境でゲームをセットアップして内容をコピーする 対処方法3:プログラムの「互換性」の設定をする 対処方法4:「DDrawCompat」でグラフィックス関連の互換性を上げる 対処方法5:「_inmm.dll」でCD音源を再生できるようにする 対処方法6:64bit環境ならWOW64の仕組みをふまえて調整する ↓起動したゲームの例(ぷよぷよ通、バーチャファイターPC) 対処方法1:ゲームのインストーラは使わずにゲームが入っているメディア(FD・CD)から直接コピーする Windows95/98時代のゲームのインストーラは今のWindows 10でうまく動かなかったりします。 ゲームが入っているメディア(FD・CD)を見てみて、ゲームの実行プログラム(EXEプログラム)やゲームのファイルがそのまま見える状態ならコピーしてみましょう。 もしsetup.exeや内容がCABファイルで圧縮されているゲームはセットアップが必要でこの方法は使えません。 手順 1. ゲームが入っているメディア(FD・CD)をエクスプローラで開く 2. ゲームのプログラム(EXE)やDLLファイル、WAVやMIDファイル、TXTファイル、その他ファイルなどが沢山入っているフォルダがあるか確認する 3. 見つかったらCドライブにゲーム名のフォルダを作り、中身をコピーする 4. ゲームのプログラム(EXE)を実行してみて動くか試してみます 対処方法2: 古い環境でゲームをセットアップして内容をコピーする 対処方法1ができないゲームはWindows XPなどの少し前のパソコンがあれば、そこにセットアップしたものをコピーする方法があります。 ただしファイルのコピーだけでは動かず、セットアップでレジストリに登録された内容もコピーする必要があるゲームもあります。 手順 1. 少し前のOSかゲーム要件にマッチするOSが動くパソコンを起動する 2. ゲームをそのパソコン...

32bitゲームを64bit環境で動かすWindowsの仕組みWOW64

Windowsで動くゲームは昔のWindows95/98用ゲームから始まり、ちょっと前のWindowsまで大半のゲームは32bitコードのプログラムです。 今のWindowsを64bit環境で使っている人が多いと思いますが、そのままでは32bitコードのプログラムは動きません。Windows側で「WOW64」というエミュレーションがされます。 WOW64を理解しておくことで昔のゲームを今のパソコンで動かせる可能性が高まります。 参考にしたWEBページ 32bitアプリを64bit Windows 7で動かす「WOW64」(ASCII.jp) 第2回 Win32アプリケーションを実行するWOW64(@IT) WOW64とは Windows 32bit On Windows 64bitの略。64bitのWindowsで32bitコードのプログラムを動かすエミュレーションの仕組みです。 CPU自体だとx86の64bit化自体は32bitとの互換性が高い状態で拡張されています。加えてWindows側は32bitコードのプログラムの互換性を維持するためにWOW64の仕組みが動いて対応します。 64bit環境で32bitコードのプログラムは以下のような動き、制限があります。 32bitコードのプログラム向けに32bitで扱える仮想メモリ空間が割り当てられる 32bitコードのプログラムと64bitコードのプログラムは1つのプロセス内に混在できない DLLも32bitコードのプログラムは32bitコードのDLLを呼び出す必要がある。32bitコードのプログラムから64bitコードのDLLを呼び出せない Windowsのシステムフォルダやレジストリは32bitコード用に用意されたものにアクセスするようにリダイレクトする 32bitのゲームを64bit環境で動かすときのポイント 古いゲームのインストール先は標準のProgam Filesフォルダにしない 64bit環境では64bitコードのプログラムは C:¥Program Files に、32bitコードのプログラムは C:¥Program Files(x86) にインストールされます。Program Files(x86)やProgram FilesフォルダはWindowsの管理下になっています。 Win95/98向けのような古いゲ...

PCゲームが動かない時のDirectXバージョン確認と対処方法

PCゲームが動かない時は使っているPCのDirectX(Direct3D)の対応バージョンをOSとグラフィックのハードそれぞれ確認してみましょう。 必要なDirectXのバージョンや機能を満たしていないかもしれません。DirectXバージョンの考え方と調べ方、対処方法をまとめます。 OSとグラフィックハードウェアそれぞれのDirectXの対応バージョンがあるのでどちらも満たす Windowsのバージョンで利用できるDirectXのバージョンが決まっています。 グラフィックのハードウェアで実装しているDirectX(Direct3D)のバージョン、機能(機能レベル)があります。 つまり、ゲームの要件に合うようにOSのDirectXバージョンとグラフィックのハードの機能レベルを両方満たしている必要があります。 OSの対応DirectXバージョン OSごとに使えるDirectXが異なります。たとえば、Windows 8でDirectX 12のゲームを遊ぼうとしても対応していません。 DirectX 9.0:主にWindows XP。Windows 2000、Me、98でも利用できる DirectX 9.0c:Windows XP SP2に搭載 DirectX 10.0:Windows Vista以降に搭載 DirectX 10.1:Windows Vista SP1以降でのみ利用できる DirectX 11.0:Windows Vista SP2 + Platform UpdateとWindows 7以降で利用可能 DirectX 11.1:Windows 8以降で利用可能 DirectX 11.2:Windows 8.1でのみ利用可能 DirectX 11.3:Windows 10以降でのみ利用可能 DirectX 12:Windows 10以降でのみ利用可能 DirectX 12 Ultimate:Windows 10バージョン2004以降でのみ利用可能 グラフィックハードウェアで実装しているDirect3Dバージョン グラフィックのハードウェアの機能レベルを確認すると分かります。 Direct3D 11から「機能レベル」という概念 が導入されています。機能レベルは12_2、12_1、12_0、11_1、11_0といったものが振られています。 ハードウェアの機能レベル...