スキップしてメイン コンテンツに移動

Windows10で外付けハードディスクが止まる問題の対処方法

T100HAで外付けハードディスクを使っているとき、アクセスしない状態で1分ぐらいすると止まってしまいます。ハードディスク上のフォルダやファイルにアクセスするとまた動きますが、動くまですぐ開けないので困ります。対処方法をまとめておきます。

自分が使っているWindows10はバージョン1903ですが、他のバージョンでも変わりません。

起きている問題

外付けハードディスクを使っているとき、アクセスしない状態で1分ぐらいすると止まる。
ハードディスク上のフォルダやファイルにアクセスするとまた動くが、動くまですぐ開けない。

対処方法

電源設定で対処します。
下記の設定をレジストリで見えるようにしてから設定を変更します。
「ハードディスク」の「次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る」
「USB設定」の「USBのセレクティブサスペンドの設定」

レジストリの設定

1. レジストリエディタを起動します。

2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\を開きます。

3. その中の「0012ee47-9041-4b5d-9b77-535fba8b1442」の「6738e2c4-e8a5-4a42-b16a-e040e769756e」を開きます。

4. 右側のところで右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット)」をクリックし、「Attributes」という名前で作ります。ダブルクリックし、値を「2」にして「OK」をクリックします。

5. 次に「2a737441-1930-4402-8d77-b2bebba308a3」の「48e6b7a6-50f5-4782-a5d4-53bb8f07e226」を開きます。

6. 右側のところで右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット)」をクリックし、「Attributes」という名前で作ります。ダブルクリックし、値を「2」にして「OK」をクリックします。

7. 設定ができたら、レジストリエディタを終了します。

電源の設定(上記のレジストリ設定をした後)

1. Windowsの「設定」→「システム」→「電源とスリープ」を開きます。

2. 画面右端にある「電源の追加設定」をクリックします。

3. 「電源オプション」という画面が開きます。「プラン設定の変更」をクリックします。

4. 「プラン設定の変更」という画面が出たら、「詳細な電源設定の変更」をクリックします。

5. 電源オプションの「詳細設定」の画面が出たら、下記の項目があるので設定を変更します。
 「ハードディスク」→「次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る」を開き、「バッテリ駆動」「電源に接続」ともに値を0(「なし」)に変更。
 「USB設定」→「USBのセレクティブサスペンドの設定」を開き、「バッテリ駆動」「電源に接続」ともに「無効」に変更。

6. 「OK」をクリックします。

7. 再起動します。

対処後

外付けハードディスクが止まることなく、使えるようになります。

このブログの人気の投稿

Win95/98時代のゲームを今のWindows10で遊ぶ・動かす方法

 昔のWindows95/98時代のゲームを今でも遊びたいという人は多いと思います。自分もそうです。 でもWindows10で動かそうとしてもそのままではうまく動かないときが多いので対処方法をまとめておきます。 対処方法の一覧 対処方法1:ゲームのインストーラは使わずにゲームが入っているメディア(FD・CD)から直接コピーする 対処方法2:古い環境でゲームをセットアップして内容をコピーする 対処方法3:プログラムの「互換性」の設定をする 対処方法4:「DDrawCompat」でグラフィックス関連の互換性を上げる 対処方法5:「_inmm.dll」でCD音源を再生できるようにする 対処方法6:64bit環境ならWOW64の仕組みをふまえて調整する ↓起動したゲームの例(ぷよぷよ通、バーチャファイターPC) 対処方法1:ゲームのインストーラは使わずにゲームが入っているメディア(FD・CD)から直接コピーする Windows95/98時代のゲームのインストーラは今のWindows 10でうまく動かなかったりします。 ゲームが入っているメディア(FD・CD)を見てみて、ゲームの実行プログラム(EXEプログラム)やゲームのファイルがそのまま見える状態ならコピーしてみましょう。 もしsetup.exeや内容がCABファイルで圧縮されているゲームはセットアップが必要でこの方法は使えません。 手順 1. ゲームが入っているメディア(FD・CD)をエクスプローラで開く 2. ゲームのプログラム(EXE)やDLLファイル、WAVやMIDファイル、TXTファイル、その他ファイルなどが沢山入っているフォルダがあるか確認する 3. 見つかったらCドライブにゲーム名のフォルダを作り、中身をコピーする 4. ゲームのプログラム(EXE)を実行してみて動くか試してみます 対処方法2: 古い環境でゲームをセットアップして内容をコピーする 対処方法1ができないゲームはWindows XPなどの少し前のパソコンがあれば、そこにセットアップしたものをコピーする方法があります。 ただしファイルのコピーだけでは動かず、セットアップでレジストリに登録された内容もコピーする必要があるゲームもあります。 手順 1. 少し前のOSかゲーム要件にマッチするOSが動くパソコンを起動する 2. ゲームをそのパソコンでセット

32bitゲームを64bit環境で動かすWindowsの仕組みWOW64

Windowsで動くゲームは昔のWindows95/98用ゲームから始まり、ちょっと前のWindowsまで大半のゲームは32bitコードのプログラムです。 今のWindowsを64bit環境で使っている人が多いと思いますが、そのままでは32bitコードのプログラムは動きません。Windows側で「WOW64」というエミュレーションがされます。 WOW64を理解しておくことで昔のゲームを今のパソコンで動かせる可能性が高まります。 参考にしたWEBページ 32bitアプリを64bit Windows 7で動かす「WOW64」(ASCII.jp) 第2回 Win32アプリケーションを実行するWOW64(@IT) WOW64とは Windows 32bit On Windows 64bitの略。64bitのWindowsで32bitコードのプログラムを動かすエミュレーションの仕組みです。 CPU自体だとx86の64bit化自体は32bitとの互換性が高い状態で拡張されています。加えてWindows側は32bitコードのプログラムの互換性を維持するためにWOW64の仕組みが動いて対応します。 64bit環境で32bitコードのプログラムは以下のような動き、制限があります。 32bitコードのプログラム向けに32bitで扱える仮想メモリ空間が割り当てられる 32bitコードのプログラムと64bitコードのプログラムは1つのプロセス内に混在できない DLLも32bitコードのプログラムは32bitコードのDLLを呼び出す必要がある。32bitコードのプログラムから64bitコードのDLLを呼び出せない Windowsのシステムフォルダやレジストリは32bitコード用に用意されたものにアクセスするようにリダイレクトする 32bitのゲームを64bit環境で動かすときのポイント 古いゲームのインストール先は標準のProgam Filesフォルダにしない 64bit環境では64bitコードのプログラムは C:¥Program Files に、32bitコードのプログラムは C:¥Program Files(x86) にインストールされます。Program Files(x86)やProgram FilesフォルダはWindowsの管理下になっています。 Win95/98向けのような古いゲ

Windows11の予測候補(予測入力)を無効化する方法

 WindowsのIMEの「予測入力」機能を無効にする方法をまとめておきます。 この設定方法はWindows11 22H2で確認しています。 設定方法 新バージョンのIMEを使っている場合 1. タスクバーの「A」や「あ」のところで右クリックし、出てきたメニューの「設定」をクリック 2. Microsoft IMEの画面で「全般」をクリック 3. 全般画面の予測入力のところで「予測候補を表示するまでの文字数を選択」で「1文字」から「なし」に変更 以前のバージョンのIMEを使っている場合 1. 文字入力し、タスクバーに「A」や「あ」が出ている状態にする 2. タスクバーの「A」や「あ」のところで右クリックし、出てきたメニューの「プロパティ」をクリック 3. Microsoft IMEの設定ダイアログで「詳細設定」ボタンをクリック 4. Microsoft IMEの詳細設定ダイアログが開くので「予測入力」タブをクリック 5. 「予測入力を使用する」のチェックを外して、「OK」か「適用」をクリック